トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

中国新聞・海外メールに”熱々のチャイ囲み交流”の記事が掲載されました

 

中国新聞の海外レポート 第36回目

今まで郷土料理の食レポートを書くことが多かったのですが、

トルコの食習慣なども書いていこうと思いました。

 

*郷土料理のレポート

*食材にまつわるレポート

*地域の風物詩に関するレポート

*食習慣に関するレポート

*食のイベントや祭りに関するレポート

*食に関するコラム

 

など、カテゴリーを分ければ、書くことはたくさんありますね。

今回はトルコの国民的な飲み物であるチャイについてです。

チャイはお茶という意味なので、あくまでトルコで飲まれるお茶の事。

国民の飲み物で、小さいグラスですが、多い人で一日に20杯以上飲む人もいます。

しかも甘いのが好きな人は、1回のチャイに2~3個の角砂糖を入れて、、。

ここまで、トルコでパンデミックしたチャイの文化も、歴史は意外と浅いんです。

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オスマントルコの時代はトルココーヒーが主流でしたし、チャイの文化は旧ソ連、ジョージアからの影響もあって伝わってきました。

ジョージアの気候に近い黒海東部は、雨量も多く、丘陵地があり、地理的に適していました。

そこでの自国で栽培してからは、価格も下落し庶民の飲み物へと一気に広がっていきます。

 

今ではチャイなくして交流は出来ません。

 

全土を歩くとチャイと言っても、飲み方や入れ方にも特徴やこだわりがあります。

これも別のサイトでチャイのコラムを書ければと思います。

 

これからは、いろんなカテゴリーを混ぜながら書いていこうと思います。

お楽しみに!

 

中国新聞・海外メールに”脂乗った黒海のイワシ”の記事が掲載されました

 

中国新聞の海外メールに投稿して今回が35回目となった。

「2016年の海外メールからは地図と投稿者の顔写真が入ります」と記者の方から言われていたので、記事のデザインも少しマイナーチェンジ。

より読者に記事の舞台の場所も投稿者の顔がわかって、読者にも優しくなったように思えます。

 

どれだけの人がこの記事を読まれているかはわかりませんが、自分の顔が出ることで、トルコの食を研究してる人がいるという事が認知されるメリットはあります。

 

この新聞を介して知り合いになった方もいますし、いつどういう展開になるのかわからないのが人生。

プロフィール写真もテンガロンハットを被った時のものです。

インパクトも出るし、印象にも残っていいと思います。(記者の方も候補の写真からこれを選んでいただきました。)

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 年始の記事という事で、それらしいものにしたかったのですが、イスラム教の国にとっては、西暦での新年は単なる日曜日に近い感覚で、大都会以外ではまったく盛り上がりもないのが実情です。

 

 なので、1月早々ではなくて、掲載も中旬にして頂きました。今の時期ちょうどいいハムスィ(カタクチイワシ)の旬を書いたものです。

 日本では広島でもカタクチイワシが採れる産地だそうです。

 是非それを使った料理を作りたいものです。

 

 トルコの黒海、特に東部地域ではこのハムスィがよく獲れ、名物でもあります。

 黒海=ハムスィと誰もが答えることが出来るほど象徴的な魚なのです。ただ黒海のハムスィの文化は東部地方がより盛んで豊かですね。

  というのも、ハムスィの文化はラズ人の文化とも呼ばれます。コーカサス系の人達がお得意とする食べ物。ラズ人は主に東部に多く住んでいるんです。その影響で東部地方に浸透していったのだと思われます。

  

 冬の時期の今ハムスィの脂ものります。トラブゾンの街の市場でのハムスィ売りをレポートしました。

 

 

中国新聞・海外メールに”露店でお菓子立ち食い”の記事が掲載されました

 

 海外メール第34回目

 アダナ市の中心を歩くと、メイン通りにはお菓子の露店が立ち並んでいます。

 暫く観察していると、いろんな事が見えてきます。

 

 生地を油で揚げて、シロップ漬けしたかなり甘そうなお菓子ばかりですが、現地の人は大好きで、老若男女、STOP AND GOで立ち寄っていきます。

 

 お菓子の立ち食いは、日本の立ち食いそばよりも、日本であってもいいかと思えます。やっぱりお菓子をちょこっと食べるというのは、心も体も満足できると思いますしね。

 日本にも立ち食いお菓子屋の文化が習慣になれば、日本人の気質も少し変わっていく気がします。

 毎日の通勤ルートに50~100円程度で食べれる立ち食いお菓子やがあるのをイメージしただけでもワクワクする。

 アダナの人みんなが、そういう習慣の中で生活しているっていうのが羨ましい。

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   紹介しているタシュ・カダイフ

   ホットケーキ状の生地の間には綺麗なピスタチオがまるごと。

   半月状に折って、黄身にくぐらせて油で揚げて、シロップ漬けしたもの。

   クルミを入れたり、カイマック(乳脂肪分)を入れてるものもあります。

   噛むとジワーーーっと出てくる!

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  馬の蹄に似せたハルカというお菓子

 

  これが、レポートでも紹介したお菓子にとまる蜜蜂

  

  どこの露店でも蜜蜂が集まってて、多いところでは20匹ぐらいぶんぶんしてる。

  ハエじゃなから、微笑ましい!

 

  アダナは南部地域で最大都市。アラブの街のように、ちょっと荒造り的な街と、人々の勢いを感じる街。

  肉料理も多いし、野菜が豊富に獲れる気候や地理にも恵まれている。

  食には全く困らない街・アダナ

 

  食べることが大好きなんだなーって、感じることが出来る街だ

  

中国新聞・海外メールに”人生の節目 濃厚な一杯”と題してムッラの記事が掲載されました

 

中国新聞・海外レポート第32回目

今回はトルコ東部クルド人の街・ディヤルバクルです。

ムッラと呼ばれる濃厚なコーヒーについてです。

ムッラはディヤルバクルというよりも、隣県のマルディン県がより有名です。

 

アラビアコーヒーと極めて近く、煮だして濾して、煮だして濾して、かなり濃厚なコーヒーを作ります。

それを猪口に大さじ1杯程度。それだけで十分なほど濃くて苦いのです。

エスプレッソよりも濃いから、十分な量です。

所によっては、カルダモンを最後に加える所もあります。

鎮静作用もあり、体をすーっとさせるし、カルダモンは高価なので、お客さんへのおもてなしには適しているのでしょう。

 

 

ムッラをサーブする人が被っているカスケットも、オリジナルはディヤルバクルの北に隣接するエラズーが有名。ディヤルバクルはエラズーとマルディンに隣接しているから、混ざった文化も存在するのでしょう。

またマルディンの西隣のウルファ県でも、スラゲジェスィという”持ち回りの宴”というイベントでも出されます。

 

アラブ人口の多い場所で飲まれているのがよくわかります。

 

原産国のエチオピアから、対岸のイエメンに伝わり、アラビア半島イスラム教神秘主義者に飲まれ始めた。この時は、砕いて煮だすという簡単なことはしても、焙煎手法がなかっただろう。

その後焙煎の手法も見つかり、挽いて煮だすムッラの形になるまでは、かなりの時間を要しただろうな。

それからオスマン帝国の皇帝に献上されてから、一気にトルココーヒーとして、広がり始めます。

 

 

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 今回はレストランでムッラをサーブしながら、郷土の文化を紹介、伝承していくアブドゥルメジットさんを取材できました。

 

 改めてトルコの各地には、いろんな文化があるのだなと実感し、一杯のコーヒーにもロマンがあるなど思いました。

 

中国新聞・海外メールに断食終え もてなし料理”と題してキッベの記事が掲載されました

 

中国新聞・海外レポート 第29回 

今回はトルコの地中海地方のアンタキヤ県で、地中海の東の端でシリア国境に近いサマンダーへやってきました。

 

この地は2年前にアンタキヤに来たとき、訪れたかった場所ですが、今回ようやく来ることが出来ました。

 

というのも、2年前にHATAYというアンタキヤ県の地方雑誌を発行している社長さんに、是非記事を書いてほしいと頼まれたことがきっかけでした。

そこにメールアドレスを書いていたのですが、ここサマンダー出身の女性からメールがきたのです。

日本人がアンタキヤについての記事を書いている事に興味をもって、メールをくれたのです。

もし、もう一度アンタキヤに来ることがあれば、村に招待したいというものでした。

 

それから2年が経ち、改めて彼女にメールをしたら、

宗教上の祝日で、日本で言うと正月にも関わらず、快く受け入れてくれたのです。

 

1泊2日のサマンダーの滞在で、翌日彼女の村に訪れ、実家でおもてなしを受けました。

彼女たちはアラビア系のトルコ人で、シリアの街からこの地に移住してきたといいます。

その為、アンタキヤ県でもサマンダーには、多くのアラビア系のトルコ人が多く住んでいます。

今回はハレの日には必ず作られるキッベ(トルコではイチリ・キョフテ)を作ってもらいました。

 

 

 

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お母さんと近所のおばさんも手伝い、あっと言う間に数十本が完成。

 

テーブルの真ん中において、みんなで分けて食べました。

アメリカンドックのようで、スナック感覚で食べられます。

小腹が空いていたので、数本ペロッと食べてしまいました。

 

キッベを囲み、お互いが質問攻め!

とても楽しいひと時でした。

 

一冊の雑誌から、滞在を受け入れてくれる縁が出来るのは不思議だし、ありがたい事です。

こうしてレポートとして新聞に掲載されたので、早速彼女に連絡して写真も送りました。

彼女はとても純粋な正確で、心から喜んでくれたみたいです。

自分に出来ることで、お世話になったお返しがあれば嬉しいなと。

一緒にすごしたひと時が、思い出としてこれからも残る一つになればいいしね。

 

すごく気持ちよい滞在でした。

 

 

中国新聞・海外メールに”旬の葉で巻く郷土料理”の記事が掲載されました

 

中国新聞・海外レポート

第31回 旬の葉で巻く郷土料理

 

今回は2度目の訪問となった東部地域のマラトヤ県からです。

ここの名物は何といってもサルマ

サルマは巻くという意味で一般的にはぶどうの葉を使って米や挽き割り小麦、肉を包んで煮た料理が有名です。

しかもこのサルマという料理は、ドルマ(詰め物)という料理と名前が混合するすることがある。葉っぱで巻いてもドルマといったり、サルマといったりと様ざま。

 

もちろんピーマンや茄子、トマトに具を入れて調理すれば、ドルマ(詰め物)と必ず言います。

 

この葉っぱで巻くサルマはササーン朝のペルシアの時代から作られていたという記録があるようで、かなり古い料理です。

それからオスマン帝国の時代にも勿論継承され、領土拡大によってヨーロッパにも伝わっていくことになります。

 

私達がよく食べるロールキャベツもこのサルマが発祥なのです。

ロールキャベツで思い出しましたが、BSでヨーロッパ食堂という番組があり、日本にある洋食のルーツを探るという番組がありました。

トルコ編ではこのロールキャベツが企画されており、その案内人として私がする予定でした。

が、しかし、ちょうどその時にイスタンブール市内で政府側と市民側とででも衝突があり、それがきっかけで番組もキャンセル。撮ったとしても、放送できる確証はないとのことで、すべてがなくってしまいました。

ロールキャベツの知られざるルーツを知って頂くには、面白そうな番組でしたが、しかたありません。

 

さてさて、話を元に戻しましょう。

マラトヤにはサルマの種類が豊富なんです。

私も驚いたほどで、季節ごとに旬の葉っぱがあれば、なんでもサルマにしてしまうというんです。

一番はなんといってもサクランボも葉です。

ぶどうの葉よりも3分の1程度の大きさなので、どうやって包むのだろうかと不思議なのですが、当然中に詰めるものも小さくなります。

肉や米などは包めません。

細かく挽いた小麦を使いますが、それを練って中に詰めます。

 

桑の葉、インゲンなどもサルマにしてしまうので、驚きです。

それだけ食も豊かという事ですね。

 

東部地域はどうしても肉と小麦というイメージなのですが、マラトヤは意外に食の種類も多くてマラトヤ市民も食にもこだわりがもつ人が多いという印象です。

 

 今回訪れたのは、ムンバルという腸詰め料理を売りにしているお店で、その他に郷土料理を提供しています。ここでは、旬の時期に集めたサクランボも葉を生、もしくは塩漬けにしておいたものを使います。

  家庭料理のお店はどの県にも少なからずあるのですが、本当に自信もって作っている店主の店の料理はやはり違いますね。

  行政がバックについて、適当にしている店は結局すぐに潰れてしまうのが現実。自分の力でっていう所が、やはりお客さんは求めているし、それだけの物は作っている感じがします。

  

  短い時間でしたが、是非レポートしたいなと思ったんです。

 

  それではどうぞ

 

 

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中国新聞・海外メールに”滑らかなフムス 父の味”の記事が掲載されました

 

中国新聞 海外レポート

 

第30回 滑らかなフムス 父の味 が掲載されました。

 

2013年に初めて東地中海のアンタキヤを訪れ、そこで見つけた小さなフムス屋さん。

今回2015年には、妻と一緒に再訪。

 

前回数日間毎日店を訪れフムスを食べ、オーナーとも仲良くなった。

 

トルコでは単品勝負の店は本当に少ない。

ロカンタと呼ばれる食堂でも、ピデ屋さんでも、それだけ勝負っていう店が実に少ない。

みんな、お客さんの要望に応えて、色々とメニューをそろえたがる。

 

その点、ここのフムス屋さんは、定番のフムス、オムレツ乗せ、フムス・パチャと呼ばれるパンのフムスのせの3種類のみ。

 

昔と比べて、フムス屋さんも減り、数軒のみらしい。

 

トルコではこのアンタキヤ県のみ、フムス専門店があると思われる。

 

フムスはひよこ豆アラビア語読み。トルコ語ではノフットという。

トルコでノフットください!というと、

ひよこ豆のトマト煮が出てくる。それをピラフの上にのせて食べると旨いのだが、

全然違う料理が出てくるわけだ。

 

ヨルダンやシリアなどの中東のアラビア諸国ではフムスというひよこ豆のペーストがよく食べられる。

アンタキヤの地もシリアと接しているし、オスマン時代は同じ領土内で、多くのアラブ系の人も住んでいた。

 

その影響で、今でもアラブ系の人も住んでいるし、その食習慣も以前よりはトルコの影響を受けたり、人口が減ったりで、少なくなってはいるものの、こうしてまだアラブの食がトルコの地で垣間見ることが出来る。

 

フムスは、今ではメイハーネ(居酒屋)の冷菜の一つとしてよく出されるが、ここでは食事として提供されている。

特に朝からがっつりフムス!

とくにパンのフムスのせは、ペロッと流し込むように食べられる。

トルコのティリットに似せたオリジナルな食べ方だ。

 

若者や、食欲がある人は、やっぱりオムレツ乗せだな!

 

 

父から受け継いだ味を娘が守っている。

でも、後継ぎの事を心配されてたなー。

親戚の誰でもいいから、父の味を守ってくれる人がいたらと、、。

 

とても小さな店だけど、とても好感が持てるし、フムスも絶品。

通わないわけにはいかなかった。

 

本当に無くなってほしくない店の一つ。

 

フムス愛を感じる店だし、フムスの真の美味しさを味わえる。

イスケンデルンのフムス・エヴィと言えば、だれでも知っている

 

 

是非一度訪れて欲しい。

 

 

って事で、レポートも拡大して読んでください。

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 出前が入った!

 ピデ、定番のフムス、ピクルス、野菜が準備される。

今年も郷土料理の記念切手が発行された

今年もトルコの郷土料理の記念切手が発行された。

 

振り返ると、2013年にアダナのPTT(郵便局)でハガキを送る際に受け取った切手がきっかけだった。

7地域に分かれており、シリーズ化されているそう。

ただ、一度にすべての地域のものが手に入る訳ではなかった。

 

なんと、毎年1地域。

 

すでに2012年から始めっており黒海地方がトップを切り、2013年の2走者は中央アナトリア、第三走者は南東部、そして2015年はエーゲ地方となった。

 

7地域での完結で、残るは東部、地中海、マルマラ地方の3地域

来年の2016年は東部地域らしい

 

トルコの全土、全地域の食巡りの旅をしている私としては、とてもタイミングがいいし、収集したくなった。

 

発行日が決まっても、日本の郵便局のように全国一斉にどこでも発売され、購入できる程トルコのPTTはきっちりしていない。

数か月待っても、無理なものは無理。

 

結局、アンカラの中央郵便局に行くしかないのだ。

で、過去の記念切手が残っていれば買える。

話を聞くと、記念切手収集家はトルコにも居て、会員になっていればそこの住所に送ってくれるそうだ。

 

年間の記念切手のスケジュールはPTTのサイトから見ることが出来て、いつ発行されるかは見ることが出来る。

 

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 これがエーゲ地方の記念切手。

 

 エーゲ海の代表的な料理という事で、選ばれた4品だろうけど。ちょっと地味目だな。

    左から ボルルジェ(ササゲ豆)、

     シェブケティ・ボスタン(キク科でタンポポ似の植物の煮物)、

     シンコンタ(かぼちゃの酢煮物)、

     チョケルトメ・ケバブ(ヒレ肉と千切りフライドポテト)

 

  これらはエーゲ海地方の代表的なムーラ県で食べられる。

  

  来年の東部地方は一体どんな料理が切手となるのか?

  東部はクルド人が多いし、クルド料理が出てくるのだろうし、ワン県が中心のメニューとなるかもだ。予想を立てて、8月に答え合わせだ。

 

  しかし、7年越しの完結は楽しみだけど、待ち遠しい。

  あと3年!

 

  

    

 

 

中国新聞・海外メールに”樹液を噛むガムに”と題して天然チューイングガムの記事が掲載されました

   中国新聞の海外レポート 第24回目

   記者さんとの確認にミスがあり、題も樹液や種をかむとガムに

   というタイトルも、

 

   ”樹液をかむとガム”に訂正です。

   

   今回は旅で出会った驚きの一つ、天然のチューイングガムをレポートしました。

   ガムって、お菓子のガムですが、

   ガムって本来天然のものだったという事実。

   

   それを味わったのが、37歳の時で、ショッキングでした。

   

   お菓子のガムで育った自分が恥ずかしく思えたのです。 

 

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 アザミの種類の樹液を乾燥させてつくるケンゲル・サクズは、季節も合わなかったから、工程は見れなかったけど、こうして街中で発見。機会があれば、その工程も見てみたい。

 こうしてみると、食卓にのぼる料理だけじゃないなって思いましたね。

 

 こんなC級グルメもたくさんあるし、それもトルコの生活を豊かにしているし、食の世界を支えている一つの要因ですし。

 小さな事でも拾い集めて行くことも、等身大のトルコの食を伝えることだと思います。これは自分の信念でもあるし、旅のコンセプトで書籍の目的でもあります。

 

 伝えることは等身大のトルコの食ですから。

 

 旨い料理とレシピ本だけもいいけど、それだけじゃ、表面だけになるし、自分にはあまり面白さを感じない。

 

 こういう世界をキャッチして、肌で感じて、話して、味わって、伝えていく。

 

 誰が知りたいの?と言えるコアな事だけど、トルコファンには知ってもらいたいなと。

 

 

中国新聞・海外メールに”アイス 独特の食感と味”の記事が掲載されました

 

 中国新聞 海外レポート

 第27回目 トルコ編は コンヤ県で売られるアイスクリームについてです。

 

 トルコアイスクリームはのびるアイスとして、日本でも知られていますよね。

 延びるアイスについては、別の日に書こうと思います。

 

 では今回のコンヤのアイスクリームは記事になる程、魅力的なのか?という問いには

 はっきりと

 

 YESです。

 

 よくぞ考えた!

   よくぞ作った!と叫びたいほどです。

 

 その味も、ナツメヤシ味と薔薇味。  

 

 それではざっくりとレポートを拡大して読んでくださいね。

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 バラのアイスはこれです。

 

 ナツメヤシにずいぶんはまりましたが、この薔薇は、かなりショッキングな味。

 上品でいて、しっかり薔薇の香りがする。

 花弁も入っているし、絶妙な調合。

 薔薇のアイス=薬臭い、下品な味 的なイメージと経験しかないので、恐れていました。

 ですが、この味には感服いたしました。

 

 コンヤのメイン通りにあるナツメヤシ屋さんが出しているアイスです。

 ナツメヤシをアイスに加えたのも、あるようでなかった商品だからすごい。

 ナツメヤシ味もキャラメル味みたいですが、天然の甘さと旨みをナツメヤシから感じます。人工的なキャラメルの味ではありません。

 

 味は他にも数種類ありますが、お勧めはこの2種。

 

 コンヤに行かれたら、是非このアイスを試してみてください。

 

 ❶トルコではヤギの乳で作ったアイス

 ➋ピスタチオをふんだんに使った鮮やかな黄緑のピスタチオアイス

 ❸チョコチップが入ったチョコアイス

 ❹なつめやしが入ったアイス

 ❺薔薇が入ったアイス

 

 の5種類がお勧め! 

 これらに的を絞って挑戦せよ!