トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

プロフィール

トルコ料理探求家・研究家 岡﨑 伸也(おかざき しんや) 1973年 島根県益田市生まれ 奈良大学地理学科卒 大学時代にトルコに訪れ魅了され、卒業後トルコ語留学へ。ニュージーランドでのワーキングホリデーでの英語留学を経て、地元で異国の文化を紹介す…

中国新聞・海外メールに”甘く新鮮 子羊のレバー”の記事を解説

中国新聞・海外レポート 第28回目 甘く新鮮 子羊のレバーです。 食い倒れの街・ウルファで食べた子羊のレバーについてレポートしました。 ウルファの人は朝からレバーを食べる!という噂はかねがね耳にしていて、是非この地はいかねばならない場所だと思って…

中国新聞・海外メールに”厳選食材でパイ状菓子”と題してバクラワの記事について

今回で第34回目の海外メールです。 お菓子のレポートも少なかったですし、ここで中東やバルカン半島でも定番、というか、お菓子の王様とも言えるバクラワについてのレポートです。 オスマントルコが征服していた地域に、今でも食べられ続けられているバクラ…

中国新聞・海外メールに”ラクで乾杯 楽しむ会話”の記事が掲載されました。

中国新聞・海外レポート 第38回目 ”ラクで乾杯 楽しむ会話”が掲載されました。 ここ最近は、地方の郷土料理と言うよりも、トルコ全土でもポピュラーな話題を書いています。 今回はメイハーネと呼ばれる居酒屋文化です。 トルコ全土を見渡すと、概して港のあ…

中国新聞・海外メールに”猟師スープ 囲む男たち”と題して、アラバシュスープの記事を解説

中国新聞・海外レポート 第17回目 ”猟師のスープ 囲む男たち” 今回はアラバシュというスープについてのレポートです。 このスープは中央アナトリア地方の数県で食べられているスープなのですが、 実際これをレポートを書いたり、話題にしている人はかなりマ…

中国新聞・海外メールに”羊串焼き 好みの辛さに”のアダナケバブの記事を解説

中国新聞・海外レポート 第18回目 ”羊串焼き 好みの辛さに”の記事が掲載されました。 今回のレポートはトルコ南東部で最大の都市アダナ県からです。 2013年に一度来て、2015年の夏は妻と一緒に来ました。 ここはトルコの串焼きで有名な街の一つです。 串焼き…

中国新聞・海外メールに”ガチョウ料理 人々結ぶ”の記事を解説

中国新聞・海外レポート 第23回目 ”ガチョウ料理 人々結ぶ” これは2011年にサムスン県のハウザ県に訪れた時のレポートです。 トルコではガチョウ料理で有名なのはここよりもカルス県です。 2010年、カルスでもガチョウを食べたのですが、その時の季節が夏で…

トルコのスターバックスのみで売られている限定のお菓子

トルコのお土産は何にしよう?と考えた時に、 こういったお菓子もお土産の候補にあげてもいいのではないか。 トルコのお菓子というとロクム(ターキッシュ・ディライト)だし、それを買って帰る人もかなりいる。 ロクムとは?って質問には、砂糖、スターチ、…

ポストカードや冊子を試しに作ってみる

ソフトをつかってポストカードを作ってみた。 テーマを作って、それにあわせた小冊子を作ってみたいと思っていて、そのサンプルを気分転換に作ってみた。 ロクムという題は、トルコを食巡りした旅を書籍化した時の名前にしたいなと思っていた。 ロクムとはア…

中国新聞・海外メールに”肉と愛情包んだ母の味”と題して、マントゥの記事が掲載されました

今回で37回目の食レポとなりました。 ようやくトルコの国民食のマントゥを紹介できます。 今までが、トルコ各地の郷土料理や風物詩でかなりコアな話題でしたが、今回はようやくトルコファンの中ではメジャーな話題です。 マントゥは、一般的には、挽肉が入っ…

中国新聞・海外メールに”熱々のチャイ囲み交流”の記事が掲載されました

中国新聞の海外レポート 第36回目 今まで郷土料理の食レポートを書くことが多かったのですが、 トルコの食習慣なども書いていこうと思いました。 *郷土料理のレポート *食材にまつわるレポート *地域の風物詩に関するレポート *食習慣に関するレポート …

中国新聞・海外メールに”脂乗った黒海のイワシ”の記事が掲載されました

中国新聞の海外メールに投稿して今回が35回目となった。 「2016年の海外メールからは地図と投稿者の顔写真が入ります」と記者の方から言われていたので、記事のデザインも少しマイナーチェンジ。 より読者に記事の舞台の場所も投稿者の顔がわかって、読者に…

中国新聞・海外メールに”露店でお菓子立ち食い”の記事が掲載されました

海外メール第34回目 アダナ市の中心を歩くと、メイン通りにはお菓子の露店が立ち並んでいます。 暫く観察していると、いろんな事が見えてきます。 生地を油で揚げて、シロップ漬けしたかなり甘そうなお菓子ばかりですが、現地の人は大好きで、老若男女、ST…

中国新聞・海外メールに”人生の節目 濃厚な一杯”と題してムッラの記事が掲載されました

中国新聞・海外レポート第32回目 今回はトルコ東部のクルド人の街・ディヤルバクルです。 ムッラと呼ばれる濃厚なコーヒーについてです。 ムッラはディヤルバクルというよりも、隣県のマルディン県がより有名です。 アラビアコーヒーと極めて近く、煮だして…

中国新聞・海外メールに断食終え もてなし料理”と題してキッベの記事が掲載されました

中国新聞・海外レポート 第29回 今回はトルコの地中海地方のアンタキヤ県で、地中海の東の端でシリア国境に近いサマンダーへやってきました。 この地は2年前にアンタキヤに来たとき、訪れたかった場所ですが、今回ようやく来ることが出来ました。 というのも…

中国新聞・海外メールに”旬の葉で巻く郷土料理”の記事が掲載されました

中国新聞・海外レポート 第31回 旬の葉で巻く郷土料理 今回は2度目の訪問となった東部地域のマラトヤ県からです。 ここの名物は何といってもサルマ サルマは巻くという意味で一般的にはぶどうの葉を使って米や挽き割り小麦、肉を包んで煮た料理が有名です。 …

中国新聞・海外メールに”滑らかなフムス 父の味”の記事が掲載されました

中国新聞 海外レポート 第30回 滑らかなフムス 父の味 が掲載されました。 2013年に初めて東地中海のアンタキヤを訪れ、そこで見つけた小さなフムス屋さん。 今回2015年には、妻と一緒に再訪。 前回数日間毎日店を訪れフムスを食べ、オーナーとも仲良くなっ…

今年も郷土料理の記念切手が発行された

今年もトルコの郷土料理の記念切手が発行された。 振り返ると、2013年にアダナのPTT(郵便局)でハガキを送る際に受け取った切手がきっかけだった。 7地域に分かれており、シリーズ化されているそう。 ただ、一度にすべての地域のものが手に入る訳ではな…

中国新聞・海外メールに”樹液を噛むガムに”と題して天然チューイングガムの記事が掲載されました

中国新聞の海外レポート 第24回目 記者さんとの確認にミスがあり、題も樹液や種をかむとガムに というタイトルも、 ”樹液をかむとガム”に訂正です。 今回は旅で出会った驚きの一つ、天然のチューイングガムをレポートしました。 ガムって、お菓子のガムです…

中国新聞・海外メールに”アイス 独特の食感と味”の記事が掲載されました

中国新聞 海外レポート 第27回目 トルコ編は コンヤ県で売られるアイスクリームについてです。 トルコアイスクリームはのびるアイスとして、日本でも知られていますよね。 延びるアイスについては、別の日に書こうと思います。 では今回のコンヤのアイスクリ…

中国新聞・海外メールに”薬や香水に 重宝な果物”と題して、マルメロの記事が掲載されました

中国新聞・海外レポート 第25回目 今回は食材をテーマにレポートしてみます。 秋から冬にかけて、実をつけるAYVA(アイワ)と呼ばれる果物です。 日本ではマルメロで、カリンににた果物。 アイワは果物の中でも調理することで、その実力を発揮する果物。…

中国新聞・海外メールに”子ども喜ぶ冬のつまみ”の記事が掲載されました

中国新聞・海外レポート 第17回目”子ども喜ぶ冬のつまみ”という記事が掲載されました。 エーゲ海地方と中央アナトリア地方のちょうど境目にあるアフヨン県でのリポートです。 アフヨンで郷土料理を出しているレストランに訪問したのがきっかけで、 そこで働…

欲しかった郷土料理の記念切手をゲット

2013年にアダナの郵便局でたまたま手にした郷土料理の記念切手。 7つの地方で代表する料理が4つ選ばれて切手となっている。 2013年には中央アナトリア地方が発行されていたけど、それは第2弾という事を後で知ったのだ。 ということは、第1弾があるという事。…

タンドールの後に

トルコのカッパドキア地方・ネブシェヒールでは、9月中旬から冬に向けての保存食作りが盛んになる。 その中でも、タンドールと呼ばれる土で作った窯を使ってのユフカ(薄焼きパン)作りと、ブドウ栽培が盛んな地域ならではのペクメズ作りがその代表と言える…

中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。チョルム県・イスキリップ編

中国新聞の夕刊にチョルム県・イスキリップの名物の米料理についての記事が掲載されました。 オスマン時代から続く料理で、大勢のお腹を満たすのに欠かせない郷土料理だそうです。 密着して見学させてもらいました。 長時間かけて、肉を柔らかくし、その煮た…

念願の切手をゲット!

2013年に9月頃にアダナへ言った時の事、たまたま郵便局から手紙を出そうとして、切手を買ったら、トルコの郷土料理がデザインされた切手をくれたのでした。 中央アナトリアの郷土料理をめいいっぱい紹介してあり、一目ぼれしてしまったのです。 どうやらシリ…

スルック・ケバブの仕込みを見学

ドゥラアンには名物スルックケバブを出す店は数店。 スルックケバブのスルックとは竹竿。つまり竿を子羊に突き刺して、回しながら焼く肉料理である。 紹介していただいた店に夜の8時に来なさいと言うアポを取っていた。 まずは店主を含め、その家族と顔合わ…

スィノップからドゥラアンへ

スィノップ県のどの名物を調べようと考え込む。 スィノップの名物もいろいろあるが、見ごたえがあって面白そうなもの、、。 4年前、スィノップ県の内陸部にあるボヤバットを訪ねた時に、子羊の丸焼きのようなものを見たことがあった。 その時は、単なる肉焼…

中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。ムーラ編

今回改めて料理紀行を再開して初めての新聞掲載となりました。 まずはトルコ西部のエーゲ海のリゾート地・ボドルムでの記事です。 2年前にボドルムで調査の仕事をさせていただいたときに、泊まったホテルへ今回も宿泊したのです。前回は3月だったお陰でリゾ…

乾燥させた茄子の皮でドルマ~ブルダンの結婚式の準備~

ブルダンを散策していると、乾物屋さんに良く吊るされているのが、乾燥茄子。 トルコの内陸部は乾燥しているので、茄子の中をくり抜いて乾燥させ、保存食として冬にドルマ(詰め物)を作って食べることはよくある。 しかし、ここブルダンはピーマンやズッキ…