トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

ブルダン名物・グリーン野菜のピデ

デニズリ中心では、あまり郷土料理的なものはあまり触れることが出来なかった。 市役所の文化課の担当者との話の中で、ブルダンという町を紹介された。 どこかデニズリの中でも地方へ行ってみたかったので、とてもいい機会になると思い、決断。 デニズリの地…

ムーラ市で食べたもの

ムーラで聞き込みをしていると、どうやらボルルジェ(日本名でササゲ豆)を特に多く消費するという。 今の時期はフレッシュなものを摘み取って調理。茹でて、レモン、にんにく、オリーヴオイルで簡単に合わせた冷菜は、ラク(蒸留酒)のあてにもぴったり。 …

ムーラの朝飯・ムーラケバブ

今日は早速、昨日バス停で運転手さんが言っていたムーラケバブを食べに早朝6時半に起床。 幸いその食堂がホテルの前だったからよかったのです。 ケマルさんという、この道50年の熟練シェフ。 この肉料理は、朝限定のスープで、しかも売り切れ御免! 日に…

ムーラ県の中心・ムーラへ到着

午後3時ごろ、マルマリスで日本からのクライアントともお別れ。 妻共々、どこへ向かおうか? 東西南北でじゃんけんして決めようか? 直前まで決められず、バスターミナルへ。 しばし考えた後、ムーラ県の県庁所在地のあるムーラ市へ。 以前、郊外をバスで通…

ボドルムで贅沢なひと時

今日の午後、日本からのクライアントが来られ、ボドルムの某ホテルにて顔合わせでした。 ホテル内のレストランにて、顔合わせと昼食をあわせた贅沢なひと時。 ホテルからはボドルム市内を見おろせるほど。 この絶景たるやーーー! リゾート地とはいえ、いい…

ズッキーニの花を揚げてみる

前回の宿泊同様、ミンドス・ペンションの料理担当のスルタンさんと料理話をしていた。 「前回来た春にはキノコや山菜が旬の食材だったよね。それを玉ねぎと炒めて卵で閉じたカヴルマっていうのがあったけど。」 「じゃあ今の旬と言えば夏野菜?」 と聞くと、…

ボドルムへ到着 

8月1日 トルコの食文化について探求する旅を再び再開。 今回は結婚した妻と一緒に旅することになりました。 前回まで一人で旅していた食紀行も、2人になるとどうなるのでしょうか? さて今回の旅の始まりはエーゲ海地域のリゾート地・ボドルムから。 とい…

6月30日の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。

6月30日の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。今回はトルコの南東部マルディン県・ミディヤットに訪問したときのことです。トルコ国内イスラム教徒が99%の中で、ここミディヤットにはスリヤーニと呼ばれるキリスト教徒が住んでいます。この地にキ…

トルコ料理のランチ会 第3回目 その2

さて、続き続き。 正直一番悩んだのはメイン料理。 1回目は肉団子のトマト煮込み、2回目はトルコのラビオリ・マントゥを作りましたよね。 じゃあ、今回は何を? 今回はひよこ豆のピラフを作ることにしていたので、見た目のインパクトがあって、しかもごはん…

第3回目トルコ料理のランチ会 その1

昨日嫁の実家で、またまたトルコ料理のランチ会を開きました。大きく数えれば3回目。細かく言えば、5回目になります。嫁の友人の婚約と誕生日を祝うものでもあり、それをトルコ料理でおもてなしです。ドリンク・・・レモネードサラダ・・・ガヴルダー・サラ…

6月16日の中国新聞の夕刊に掲載されました。

6月16日の月曜日、中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。トルコの東部・マラトヤを訪れた際、市場で出会った人と、挽き割り小麦(ブルグル)とレンズ豆のピラフを頂いたときの内容です。アーケードの市場の中で店を経営していた彼らと食の話で盛り上が…

トルコ料理のランチ会 第2回目 その3

温かい前菜をスジャック・メゼと言います。 スターターメニューですね。 前回はシガラ・ボレイという白チーズをタバコ状に巻いた春巻きをしたのですが、今回はこれに改良を加えました。 白ネギを刻んで、炒めた後、白チーズと一緒に包んだのです。 しっかり…

トルコ料理のランチ会 第2回目 その2

スープに続きサラダはブルグル(挽き割り小麦)入りのグリーンサラダ ソースはザクロソースをレモン汁、蜂蜜などで延ばしてドレッシングを作りました。このブルグルはプチプチした食感で、色も緑を引き立ててくれ、大活躍です。 皿はクミンという名前の皿だ…

トルコ料理のランチ会 第2回目 その1

5月14日のホームパーティーに続いて、今回もトルコ料理のランチ会を行いました。 今日は嫁の旧友2人が来てくれてました。 メニューの変更も多少して、バランスよく出してみました。今回は女性が2名様。嫁の助言で、あまり肉を使わないでヘルシーランチをアピ…

トルコ風のホームパーティーを終えて。

先日、嫁の実家でホームパーティーを行いました。 実は数か月前に建て替えになったので新築です。 トヨタホームという会社だったので、新築の家でホームパーティーをすると、その経費が一人当たりいくらということで出るという情報をゲットしていました。こ…

先日5月12日に中国新聞の夕刊に掲載されました。

先日5月12日の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。今回はトルコ内陸部の街・シワスからの記事です。写真は羊の頭の丸焼きを生業とする店主という結構ディープなものなっておりますが、記事自体は非常に読みやすい内容です。 夕刊なのでどれだけの人が購…

面白い本が出版されます

昨年友達が、パリを出発して日本まで自転車で横断しながら、各国の郷土料理を探し求める旅に出た林周作さんを紹介してくれました。 彼はスポンサーを自作の新聞に載せることで募り、定期的に新聞を日本で出版してらっしゃいました。スポンサーと言っても大き…

この切手集ほしかった。うーーん絶対手に入れたい。

昨年2013年、トルコ南東部のアダナで日本の友達に絵葉書を送ろうと郵便局へ行ったときに、係員が封筒に張り付けた切手がこれだった。 トルコの記念切手と言っても、関心は湧かないが、料理の切手というのなら話は別。 すぐにゲットした。 トルコの郷土料…

3月31日の中国新聞・夕刊に記事が掲載されました。

先月3月31日の中国新聞の夕刊に掲載された記事です。 定期的にトルコの食文化をレポートして掲載させてもらってます。 今回はトルコの南東部にあるアンタキヤ県から。 ”オーブンのある暮らし”をレポートしました。 夕刊で目立ちませんが、こつこつと掲載…

1月の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。

1月の下旬に中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。 今回は最近日本食が世界の無形文化遺産に登録されたことに関連して、トルコにもその遺産があることを紹介いたします。 その食べ物の名前はケシケキ。 ケシケキという料理ですが、食べ物としてじゃじゃな…

掲載されたトルコの地方雑誌が手元に届きました。

ようやく手元に届きました。 日本に帰国する前にトルコの東南部アンタクヤ(ハタイ)に行った時に、とあるきっかけで知り合った雑誌者の方との約束で、”自分の目で見たハタイ”って題で文章を頼まれていた件。ハタイ専門の雑誌に記事が載った件です。 会社に…

12月の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。

12月の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。 今回は8月下旬にトルコのへそに位置するコンヤ県の南部ベイシェヒールを訪れました。 古い保存地区を歩いていると、家の中から婦人たちの楽しい声が聞こえてきました。 興味深くカーテンを開けてみると、仲…

新しいデザインの名刺が届く

トルコのコンヤに居たとき、手持ちの名刺がなくなりそうになっていたので、追加の印刷をしようと思っていた。 デザイナーの友達に相談すると、以前一度作っていた名刺のデザインがあって、使っていないし、お蔵入りになりそうだから、使ってもいいとの話があ…

無形文化遺産に新たに登録されたトルココーヒー

先日日本食が世界の無形文化遺産に登録されたのと同時に、トルココーヒーの文化と伝統ということで、これもまた無形文化遺産として登録されました。コーヒーは修行僧の為の飲み物だった時代から、社交の場の飲み物として開花したのはイスタンブールが発祥で…

”ハタイ(アンタクヤ)発見”の雑誌に掲載されました。

日本に帰国する前にトルコの東南部アンタクヤ(ハタイ)に行った時に、とあるきっかけで知り合った雑誌者の方にこう頼まれたんです。 「自分の目で見たハタイって題で文章を書いてくれないか?これも何かの縁だし、日本人からどう見えたのか興味深いから。」…

世界無形文化遺産のケシケキについて

2011年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されたトルコ料理のケシケキという食べものについて、少しばかりの解説を。 ケシケキは麦粥と言える食べ物で、トルコの多くの地域で食べられるものです。 そもそもはケシケキは遥か昔から、今のトルコに住んで…

HATENAブログから再出発

トルコ料理探求の旅に出かけようと決意したのが、4年前。 トルコとのかかわりは大学3年の時からで、もう10回も来ており、合計すると数年住んだことになる。 人生行き当たりばったりでジグザグに歩いてる人間。今ではフリーランスとしてトルコの食文化を…

アンタクヤでお勧めのメゼ(前菜)を食べに

この日はメゼ(前菜)が美味しいという場所へと向かった。そこは、市内からバスで20分山の方へ行ったところにあり、滝が有名な所。 トルコ人にとっても、滝のあるこの場所は観光地として有名らしく、県外ナンバーも多く、特に家族連れで来ている人が目立っ…

紙を使ったケバブって?

アンタクヤの市内を散策していたら、迷路のように道が入り組んでいる地区へ入りこんだ。どうやら昔からのある古い地区みたいだ。 ある角に肉屋さんを見つけ、外から中を少し覗いてた。 すると大きな両手包丁で肉を刻んているではないか。おまけに野菜まであ…

アンタクヤで感動した食材とは

アンタクヤのホームレストランで食材を次から次へと味見させてもらったが、その中でも群を抜いてインパクトのあるものを少し紹介したいな。 一つは天然の高山タイムと言えるなー。栽培ではなく天然のもので、且つ庭ではなく高原や山に生えているタイムなので…