トルコの郷土料理が切手に
日本の友達に小包を送ろうと郵便局へ行ったときに、店員さんが記念切手らしいこの切手シートをそのまま封筒の表面にべったりと貼りつけたんだ。
その行動に唖然としたけど、まあトルコだからと思ったけど、それよりも、面白そうなデザインの方に目がいったね。
何とトルコの郷土料理の記念シートだったから驚いたな―。
僕はまさにトルコの地方料理を調べているから、自分のポイントにドンピシャリ!
シートを良く見ると、トルコは7つの地域に分かれているけど、内陸部分でもある”中央アナトリア地域”と書いてあった。
っということは、他の地域のものもあるはず!
心が急に弾んできた。
すぐに定員に聞いてみると、ひょっとしたらあるかもと、調べてくれたが、どうやら第1弾らしく、他のシリーズは出ていなかったみたいだ。
急に凹んだ。
もうそろそろ帰国する予定だから、出回るのを待つわけにもいかず、、。うーーん、郵便局のサイトで追跡して何とかゲットしたい所。
この切手シートには土壺に入った”テスティ・ケバブ”、土鍋で調理した”ギュヴェチ”
また、小麦の生地の中に生ミンチの具を入れて包み、油で揚げた”チーボレッキ”
写真で見る限り、はっきりとは言えないけど、パイ状の”カトメル”っていう定番のパン。
こちらには、内陸のアナトリア地域の冬の食べ物でもある”アラバシスープ”で、これは結構マニアックな猟師さんのスープ。スープの周りにあるプリン状のものをスプーンですくって、スープに浸してから食べるんだ。何人もがお盆を囲んで、突っつきながら食べる、何か日本で言うところの鍋感覚。ちなみにこのスープは今では鶏肉が主流だけど、うさぎの肉を使うのが本当。
そして、シルクロードの共通した食べ物でもある水餃子の”マントゥ” 。これは、ちなみに表面にヨーグルトをかけて食べるんだ!ここからイタリアのラビオリへと発展したとも言われてる。
あと、発酵させた生地を鉄板の上で焼き上げる”バズラマ”っていうパンもある。
遊牧民の旅であるトルコ人には鉄板を持って移動してたからねー、鉄板の上で焼くパンが主流なんだ。発酵してる、してないでパンの種類も名前も変わるんだ。
デザートには”ゼルデ”がある。トルコのサフランを使って、お米を砂糖と煮詰めたライスプッディングだ。
やはり内陸の地域は小麦製品と肉が多いなーー。
結構マニアックなスープものってて、7つの地域をすべて集めるだけでも、地域性がわかりそうだ。
どうしても手に入れたい――、次回発行される地域と料理が気になって仕方がないーー。