トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

紙を使ったケバブって?

アンタクヤの市内を散策していたら、迷路のように道が入り組んでいる地区へ入りこんだ。どうやら昔からのある古い地区みたいだ。

ある角に肉屋さんを見つけ、外から中を少し覗いてた。

すると大きな両手包丁で肉を刻んているではないか。おまけに野菜まであるぞ。

これから何を作ろうと言うのか??

 

お客さんがいたので、何を待っているのか尋ねようと、店の中にお邪魔したのだ。

”キャーウト・ケバブ”というものを作るらしい。

キャーウトはトルコ語を意味するが、果たしてどんなものなのか?

 

刻んだ肉の後に、イタリアンパセリとにんにく、赤ピーマンも刻んで肉に混ぜて、再び両手包丁で混ぜ合わせる形で再び刻んだ。

どうやらパセリを隠し味的に使うのではなく、結構主張するように多めに加えるみたい

 

スパイスは塩と黒コショウ、レッドペッパ―のみ。

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上には飾りと言うか、味にアクセントをつけるためにトマトとしし唐をのせた。

 

ここで疑問が生じるのが、これをどうするのか?どこで焼くのか?ってことになる。

 

すると、肉屋のおじさんはそれを持って、2軒手前にある窯をもつパン屋へ入っていった。すると、すぐさまパン屋のオーナーと話したとおもうと、そのケバブを窯の中へ入れ込んだ。

 

なるほどーー、これは共同ビジネス!

肉屋もパン屋も儲けられるわけか!

ケバブを頼むとこの焼き代金も含めて払うようだ。後で肉屋さんがパン屋にお金を払うシステムになってるようだ。

 

それぞれのオーナーとお客さんに尋ねてみると、どうやら商売で儲けるということもだけど、市民には肉屋も窯も必要不可欠な存在だからだとか。

昔から地区には数百メートルに一軒の肉屋とパン屋、そして野菜を売っている商店があるという。

信頼出来る肉屋で買い、目の前で準備してもらい、火力の強い窯で調理してもらう。

家庭にないものを、近所の店が助け合ってるってすごい! 素敵だ!

 

安く美味しく、食べ応えのあるケバブが生まれるのも必然的である。

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出来あがったケバブは少し厚手のもっちりしたパンの上に乗せられた。

肉屋の店内のテーブルで、待ってましたと言わんばかりに、お客の手が伸びた。

パンをちぎって肉をつまみながら食べる。

 

僕も一貫の流れを見てしまった以上、試して見ないわけにもいかなくなり注文。

熱々を食べたのだった。

女性には結構な量だと思うなーー。パンが厚手だから結構胃にぐっとくるが、

ニンニクとパセリが効いてて、焼きトマトとしし唐をかじりかじり食べるから、肉自体はぺろりと食べることが出来た。

何と言っても機械を使わずに包丁で肉を刻むんだから、美味しくないわけがない!

 

日本にはこんな便利なシステムはないなーー。

近所に調理してもらえる窯があるのは魅力的だ!そこで、こんな料理が簡単に食べられるって言うのは、トルコならではだなーー。

 

つくづく羨ましいすぎる!