トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

トルコ料理のランチ会 第3回目 その2

 

 さて、続き続き。

 

 正直一番悩んだのはメイン料理。

 1回目は肉団子のトマト煮込み、2回目はトルコのラビオリ・マントゥを作りましたよね。

 

 じゃあ、今回は何を? 

 

 今回はひよこ豆のピラフを作ることにしていたので、見た目のインパクトがあって、しかもごはんに合う食べ物でなきゃなーーー!と考えたんです。

 

 いくつか候補はありましたが、どれにするんだ!

 って、友達が来る1時間前まで決まってなかったのです、、。

 

 ただトマト料理ってなくくりだけ。

 

 そこでとりあえず、鶏肉をトマトベースで煮込んだものを作り、最悪のメインなしは避けました。

 

 少し安心したのか、手持ちの食材で出来るもので思いついたのが、イスリムケバブ。

 

 これです!

 

f:id:Food_trip:20140707093009j:plain

 

 挽肉が少し余っていたので、それをスライスし、揚げた茄子で包んでオーブン焼きしました。

 1つメインを作っていたので、小さなものを添えれば、インパクトもあり、かわいらしいと考えました。

 この形はトルコスタイルと全く同じ。

 トマトと、しし唐をのせて、爪楊枝で刺します。

 

 見た目は最高ーー。

 

 トマトソースとチーズをかけてオーブンで焼くと完成です。 

 

f:id:Food_trip:20140707093027j:plain

  ワンプレートにひよこ豆のピラフ、イスリムケバブ、鶏肉のトマト煮込みを少量ずつ盛りました。

 

  手持ちにいい飾りがなく、シンプルになりましたが、まあ良しとしましょう!

 

  狙い通り、イスリムケバブにも喜んでもらい、美味しいと言ってもらえたので、満足です。

  ぎりぎりで何とか完成させることが出来、ほっ、、。

f:id:Food_trip:20140707093045j:plain

  デザートは、今回もライスプリン。

  トルコのデザートも今後、考えなければならないテーマになってます。

  でも今回は時間もなかったので、水切りヨーグルトを足しました。

  水切りヨーグルトはトルコで食べられるスタイルですが、何とこれ日本でも製品として売られているそうです。しかもギリシャ・ヨーグルトって!

 

  ヨーグルトは遊牧民でもあるトルコ系のオリジナルなのに、ブルガリアヨーグルトとか、ギリシャ・ヨーグルトとか日本は本当にむちゃくちゃ! どれだけイメージ戦略が大事なのだろうか、、、。って、ばやいてしまう。

 

  まあ、それは置いといて、

 

  嫁さんは、友達の誕生日、婚約の為に、ライスプリンに飾りつけをしました。

  前日僕の誕生日にもケーキの上に同じ旗を作ってくれて、喜ばしてくれました。

  その時、同じように作っていたようです。

  

  かなり手が込んでいて、トルコ語と英語でお祝いの言葉が書かれています。

  

  勿論、トルコのチャイも添えて、5時間のゆったりしたランチタイムになりました。

  

  嫁さんの友人なので、嫁もとてもいい時間が過ごせたようです。

 

  そして友達からのプレゼントは、

  

f:id:Food_trip:20140707093111j:plain

 猫型のアイシング・クッキーでした。

 友達も嫁も、猫好きなので、、。

 かなり、仕上がりもいいし、レモンのほのかなアイシングが効いていて、とてもおいしゅう頂きました。

 

 終わった私は、脱力感と燃え尽き症候群で、ぐたっ。

 でも、気持ちよさと疲れが入り混じっている、やや興奮が残り気味。

 

 こういう機会がないとテンションも上がらないし、それには感謝感謝。

 岡山の田舎でも、トルコ料理をふるまえたって言うのは、ありがたい。

 岡山には一つだけトルコレストランあるけど、ここまで時間かけられる準備はないだろうし、それ以上のものを出していると自慢できる。

 

 トルコ料理を初めて口にする人ばかりだから、その意義はあると思うなーー。

 トルコって異文化、エキゾティックなイメージあるけど、トルコ料理ってなかなかイメージしてもらえない。

 エスニック料理が大好きな人ならだけど、食いつきはまだまだ。

 

 でも逆な言い方をすれば、知られていないからこそ、期待以上のものでおもてなしすれば、イメージも一気にくつがえる。

 こちらの狙い通り、お洒落とかって、言ってもらえれば、最高!

 

 今まで食べてくれた友達も、少しはトルコ料理への壁も薄くなったと思うし。

 それでいい。

 

 自分が伝えたい部分とは、まだまだかけ離れているけど、これもまた一つ。

 自分もカフェをしていた時も、そうだった。

 自分の世界観を伝えるのは、本当に難しかった。

 料理を食べてもらって、リピートしてもらって、名前覚えてもらって、定着させるのは、何年も、いやそれ以上かかる。

 

 だから、食文化を伝えたりするのは工夫が必要だなって。

 

 でもまあ、美味しかったトルコ料理! って言ってもらえるだけで、今は十分。

  

 トルコ料理を介して楽しい時間を過ごしてもらえれれば十分!

 

 僕も楽しかったし、これからもどういうパターンでおもてなし出来るか、今後も楽しみだ!