トルコ料理のランチ会 第3回目 その2
さて、続き続き。
正直一番悩んだのはメイン料理。
1回目は肉団子のトマト煮込み、2回目はトルコのラビオリ・マントゥを作りましたよね。
じゃあ、今回は何を?
今回はひよこ豆のピラフを作ることにしていたので、見た目のインパクトがあって、しかもごはんに合う食べ物でなきゃなーーー!と考えたんです。
いくつか候補はありましたが、どれにするんだ!
って、友達が来る1時間前まで決まってなかったのです、、。
ただトマト料理ってなくくりだけ。
そこでとりあえず、鶏肉をトマトベースで煮込んだものを作り、最悪のメインなしは避けました。
少し安心したのか、手持ちの食材で出来るもので思いついたのが、イスリムケバブ。
これです!
挽肉が少し余っていたので、それをスライスし、揚げた茄子で包んでオーブン焼きしました。
1つメインを作っていたので、小さなものを添えれば、インパクトもあり、かわいらしいと考えました。
この形はトルコスタイルと全く同じ。
トマトと、しし唐をのせて、爪楊枝で刺します。
見た目は最高ーー。
トマトソースとチーズをかけてオーブンで焼くと完成です。
ワンプレートにひよこ豆のピラフ、イスリムケバブ、鶏肉のトマト煮込みを少量ずつ盛りました。
手持ちにいい飾りがなく、シンプルになりましたが、まあ良しとしましょう!
狙い通り、イスリムケバブにも喜んでもらい、美味しいと言ってもらえたので、満足です。
ぎりぎりで何とか完成させることが出来、ほっ、、。
デザートは、今回もライスプリン。
トルコのデザートも今後、考えなければならないテーマになってます。
でも今回は時間もなかったので、水切りヨーグルトを足しました。
水切りヨーグルトはトルコで食べられるスタイルですが、何とこれ日本でも製品として売られているそうです。しかもギリシャ・ヨーグルトって!
ヨーグルトは遊牧民でもあるトルコ系のオリジナルなのに、ブルガリアヨーグルトとか、ギリシャ・ヨーグルトとか日本は本当にむちゃくちゃ! どれだけイメージ戦略が大事なのだろうか、、、。って、ばやいてしまう。
まあ、それは置いといて、
嫁さんは、友達の誕生日、婚約の為に、ライスプリンに飾りつけをしました。
前日僕の誕生日にもケーキの上に同じ旗を作ってくれて、喜ばしてくれました。
その時、同じように作っていたようです。
かなり手が込んでいて、トルコ語と英語でお祝いの言葉が書かれています。
勿論、トルコのチャイも添えて、5時間のゆったりしたランチタイムになりました。
嫁さんの友人なので、嫁もとてもいい時間が過ごせたようです。
そして友達からのプレゼントは、
猫型のアイシング・クッキーでした。
友達も嫁も、猫好きなので、、。
かなり、仕上がりもいいし、レモンのほのかなアイシングが効いていて、とてもおいしゅう頂きました。
終わった私は、脱力感と燃え尽き症候群で、ぐたっ。
でも、気持ちよさと疲れが入り混じっている、やや興奮が残り気味。
こういう機会がないとテンションも上がらないし、それには感謝感謝。
岡山の田舎でも、トルコ料理をふるまえたって言うのは、ありがたい。
岡山には一つだけトルコレストランあるけど、ここまで時間かけられる準備はないだろうし、それ以上のものを出していると自慢できる。
トルコ料理を初めて口にする人ばかりだから、その意義はあると思うなーー。
トルコって異文化、エキゾティックなイメージあるけど、トルコ料理ってなかなかイメージしてもらえない。
エスニック料理が大好きな人ならだけど、食いつきはまだまだ。
でも逆な言い方をすれば、知られていないからこそ、期待以上のものでおもてなしすれば、イメージも一気にくつがえる。
こちらの狙い通り、お洒落とかって、言ってもらえれば、最高!
今まで食べてくれた友達も、少しはトルコ料理への壁も薄くなったと思うし。
それでいい。
自分が伝えたい部分とは、まだまだかけ離れているけど、これもまた一つ。
自分もカフェをしていた時も、そうだった。
自分の世界観を伝えるのは、本当に難しかった。
料理を食べてもらって、リピートしてもらって、名前覚えてもらって、定着させるのは、何年も、いやそれ以上かかる。
だから、食文化を伝えたりするのは工夫が必要だなって。
でもまあ、美味しかったトルコ料理! って言ってもらえるだけで、今は十分。
トルコ料理を介して楽しい時間を過ごしてもらえれれば十分!
僕も楽しかったし、これからもどういうパターンでおもてなし出来るか、今後も楽しみだ!