トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

ムーラ県の中心・ムーラへ到着

午後3時ごろ、マルマリスで日本からのクライアントともお別れ。

 

妻共々、どこへ向かおうか?

 

東西南北でじゃんけんして決めようか?

 

直前まで決められず、バスターミナルへ。

 

しばし考えた後、ムーラ県の県庁所在地のあるムーラ市へ。

以前、郊外をバスで通った事があったが、面白そうな何かがある感じもなくて、ピンと来ていなかったため気が進まなかった。

 

少し調べてみると、どうやら古民家が立ち並ぶ景観のいい写真が飛び込んできた。

 

その一枚で決断!

 

5分後に出発するミニバスに乗り込んだ。

 

仕事が終わり、バスターミナルに下ろしてもらった直後だったので、いい流れだった。

こういう流れは乗っていこう!ムーラでは逆に面白そうかも!

 

ムーラのバスターミナルでも市内行きの運転手さんにいろいろ教えてもらい、更にワクワクしてきた。

 

夕方、高台に登ってみると素晴らしい景色が!

パノラマ写真で撮ると更にいい。

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f:id:Food_trip:20130811012124j:plain散策していると、このような変わった煙突を目にする。

ムーラの煙突は有名だそうで、素焼き瓦を27枚使って、煙が効率よく外に出るように計算されているのだそうだ。煙がこもらずに一酸化炭素中毒にならないのだという。

 

1軒に数個の煙突が出ている家も多く、一つは調理用、一つはサロンを温め、一つは子供の部屋に使っているという話も聞いた。

 

中心地には、アラスタという職人の工房が集まっているところがあった。

今は昔とは違い、職人の数も減り、空き家もおおい。

そこでトルコのビール会社のエフェス・ピルセンがここに投資し、多くのバーやレストランを開いたそうだ。

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ボドルムやマルマリスなどの沿岸のリゾート地ならともかく、内陸の街に投資したというのも興味深い。

 

だが、思惑通り、多くの客が集まり酒を交わしていた。

内陸に入って、こんなにオープンな所は初めてかもしれない。

 

古民家が立ち並び、落ち着いた町なのに、酒場はにぎわっているというのが、僕には不思議に思えた。でもこういう町が存在することにとてもうれしく思ったし、とても居心地が良く感じた。

それでいて治安はいいし。

 

今日はいい選択をしたなと実感。

 

明日から散策開始とする。