中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。チョルム県・イスキリップ編
中国新聞の夕刊にチョルム県・イスキリップの名物の米料理についての記事が掲載されました。
オスマン時代から続く料理で、大勢のお腹を満たすのに欠かせない郷土料理だそうです。
密着して見学させてもらいました。
長時間かけて、肉を柔らかくし、その煮た蒸気で更にピラフに肉の香りをつけるというもの。
正直、長時間調理してまで美味しいのか?と問われると、難しい返答になりますが、昔の時代背景を考えると、その当時としてはかなり豪華なふるまいだったと思います。
日本での味覚とを比べると、物足りなさを感じますが、トルコではまだまだその当時の味覚をそのまま持ち続けられているのでしょう。
そして伝統となればなおのこと。
しかし、トルコ特有の大人数のお腹を満たし、共有、共感、分かち合いという考えに基づけば、この大鍋料理は理にかなった食べ物です。
調理方法も、豪快で圧巻。
ずらりと並べられた大鍋の側で、職人と一緒に、夜遅くまでチャイを飲みながら交わしたひと時は、格別でした。
海外レポートのコーナーの限定された文字数の中で、どれだけ伝えられたかわかりませんが、ベストショットな写真で臨場感が出せたことはよかったと思います。