トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

欲しかった郷土料理の記念切手をゲット

 

 2013年にアダナの郵便局でたまたま手にした郷土料理の記念切手。

 7つの地方で代表する料理が4つ選ばれて切手となっている。

 

 2013年には中央アナトリア地方が発行されていたけど、それは第2弾という事を後で知ったのだ。

 ということは、第1弾があるという事。

 ネットで調べてみると、その前の年に黒海地方の記念切手が発行されているではないか!

 

 どうにかして手に入れなければ。

 

 いろんな郵便局に聞いても、昨年の物だから手元にないと答えるのみ。

 日本に帰国してからもネットで探してみると、個人的にネットで売りに出している人もいた。

 

 めんどくさい

 

 再びトルコに行ってからも、第1弾の記念切手が欲しいと願っていた。

 首都アンカラの中央郵便局には切手博物館があり、そこで記念切手を販売しているという情報をゲット。

 

 わざわざ切手の為だけには行けないから、アンカラを郷土料理を調査をする時期に合わせて、行ってみることにした。

 

本当にあるのだろうか?

 

係りの人も、無くなってしまえば完売で終わりというし、

 

でも無事にゲット!

 

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 黒海の料理は基本地味だけど、上品なデザインに仕上げている。

 

 7シリーズものだから、1つでも欠けるのは嫌だ。

 

 切手になった黒海の料理は

     左上 MIHLAMA(ムフラマ)  トルコ版のチーズフォンドゥ

     左下 KARALAHANA DOLMASI    黒キャベツの詰め物

     右上 HAMSİ TAVA                       カタクチイワシのフライパン焼き

     右下 TURŞU KAVURMA             ピクルスの炒めもの

 

   という風に、地味だがしっかりと黒海料理の特徴をつかんだ4品。

   

   ただ、これらの料理は主に黒海でもその特徴が顕著な東部地方。

  

   黒海はトルコの南東部のように気候や土地に恵まれていない。

   海はあるけど、それ以外は急斜面の山々

   小麦や穀物を育てるだけの土地もない。

 

   栽培できるのは主食はトウモロコシ、葉物は黒キャベツ

   魚はカタクチイワシ  高原で飼育する牛からとる乳製品

   保存方法は塩漬け

 

   記念切手を7シリーズ集めるだけでも、十分地域性がわかると思う。

  

   素晴らしい企画だけど、毎年1シリーズしか出ないのが残念。

   7年も待てないーーー!

   気が遠くなるけど、集めた時には7年越しになるのだから、感慨深いだろうな。

   ちょうど僕が郷土料理の旅をしている時にこんなうれしい企画をしてくれたのだから、嬉しい。

    

   まあ1つずつ、1つずつ集めていこう!