中国新聞・海外メールに断食終え もてなし料理”と題してキッベの記事が掲載されました
中国新聞・海外レポート 第29回
今回はトルコの地中海地方のアンタキヤ県で、地中海の東の端でシリア国境に近いサマンダーへやってきました。
この地は2年前にアンタキヤに来たとき、訪れたかった場所ですが、今回ようやく来ることが出来ました。
というのも、2年前にHATAYというアンタキヤ県の地方雑誌を発行している社長さんに、是非記事を書いてほしいと頼まれたことがきっかけでした。
そこにメールアドレスを書いていたのですが、ここサマンダー出身の女性からメールがきたのです。
日本人がアンタキヤについての記事を書いている事に興味をもって、メールをくれたのです。
もし、もう一度アンタキヤに来ることがあれば、村に招待したいというものでした。
それから2年が経ち、改めて彼女にメールをしたら、
宗教上の祝日で、日本で言うと正月にも関わらず、快く受け入れてくれたのです。
1泊2日のサマンダーの滞在で、翌日彼女の村に訪れ、実家でおもてなしを受けました。
彼女たちはアラビア系のトルコ人で、シリアの街からこの地に移住してきたといいます。
その為、アンタキヤ県でもサマンダーには、多くのアラビア系のトルコ人が多く住んでいます。
今回はハレの日には必ず作られるキッベ(トルコではイチリ・キョフテ)を作ってもらいました。
お母さんと近所のおばさんも手伝い、あっと言う間に数十本が完成。
テーブルの真ん中において、みんなで分けて食べました。
アメリカンドックのようで、スナック感覚で食べられます。
小腹が空いていたので、数本ペロッと食べてしまいました。
キッベを囲み、お互いが質問攻め!
とても楽しいひと時でした。
一冊の雑誌から、滞在を受け入れてくれる縁が出来るのは不思議だし、ありがたい事です。
こうしてレポートとして新聞に掲載されたので、早速彼女に連絡して写真も送りました。
彼女はとても純粋な正確で、心から喜んでくれたみたいです。
自分に出来ることで、お世話になったお返しがあれば嬉しいなと。
一緒にすごしたひと時が、思い出としてこれからも残る一つになればいいしね。
すごく気持ちよい滞在でした。