中国新聞・海外メールに”肉と愛情包んだ母の味”と題して、マントゥの記事が掲載されました
今回で37回目の食レポとなりました。
ようやくトルコの国民食のマントゥを紹介できます。
今までが、トルコ各地の郷土料理や風物詩でかなりコアな話題でしたが、今回はようやくトルコファンの中ではメジャーな話題です。
マントゥは、一般的には、挽肉が入っているラビオリのような食べ物で、水餃子とも言えるかもしれません。
中央アジアや中国あたりの食に近く、日本人でもこのマントゥにはアジア的な食べ物を感じると思います。
今回レポートしたのは、マントゥと言って誰もが答えるカイセリ県からです。
トルコ全土を旅してみると、マントゥと言っても種類はいろいろありました。
水餃子といってしまいましたが、焼き餃子とも言えるものもありますし、揚げたものもあります。
ただマントゥを食べる一般的な食べ方としては茹であげて、上からトマトソースとヨーグルトソース、そしてミントとバターで作った香味油をかけるものが多いのです。
つまりは肉じゃがに喩えると、これぞ定番!という作り方はあると思いますが、それがつゆだく、つゆなし、肉の違いなどあるわけです。
それと同じように、マントゥも奥が深いですよ。
それには、ヒンケルやハルジというコーカサス地方のチェルケズ人やアブハズ人が食べる水餃子もあります。
具には挽肉、じゃがいも、チーズ、カブルマ(炒め煮した肉)などが入っているので、バラエティーや歴史も感じることが出来ます。
まあこのテーマはおいおい書いていきましょう。
カイセリのお母さんが作るマントゥは、喉こしもいいし、つるっと食べられるスープ式です。レポートからいくらか感じ取って頂けたらと思います。
それにしても手間はかなりかかるのに、こんなにぺろりと食べてしまっていいのだろうかと、罪悪感を抱きます。
また食べたいと思えるマントゥです。