6月30日の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。
6月30日の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。
今回はトルコの南東部マルディン県・ミディヤットに訪問したときのことです。
トルコ国内イスラム教徒が99%の中で、ここミディヤットにはスリヤーニと呼ばれるキリスト教徒が住んでいます。
この地にキリストあ誕生よりも昔から住み続け居ている彼らは、時代の流れによって、少数派にも数えてもらえない程の存在にもなってきました。
数日間の滞在中、日曜日の朝の教会を訪れ、ミサの後、そこでパンが配られているのを見ました。話を伺うと、パンの表面には12個の十字がかたどられ、それはキリストの12人の使徒を意味するものだそうです。
暮らしの中に宗教上大事な数字が密着しています。
教会の出口には当番の子供がパンをもって立って居ました。
パンは小さくしてあり、訪問者が一かけら取って、口へと運びます。
私の地元でも神事には備えたお米や、お神酒を頂く事があり、それと似ているなと感じました。
数日の滞在でしたが、彼らと会話したり、暮らしぶりを見ていて、血を守り抜きたいという彼らの団結力を感じました。