トルコ料理紀行 ~全土制覇へ!食探求の旅~

トルコ料理を紐解く旅に出かけた。トルコ中をくまなく旅し、食べまくり、触れ合いのなかでトルコの食を探し求めていく。

2013-01-01から1年間の記事一覧

掲載されたトルコの地方雑誌が手元に届きました。

ようやく手元に届きました。 日本に帰国する前にトルコの東南部アンタクヤ(ハタイ)に行った時に、とあるきっかけで知り合った雑誌者の方との約束で、”自分の目で見たハタイ”って題で文章を頼まれていた件。ハタイ専門の雑誌に記事が載った件です。 会社に…

12月の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。

12月の中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。 今回は8月下旬にトルコのへそに位置するコンヤ県の南部ベイシェヒールを訪れました。 古い保存地区を歩いていると、家の中から婦人たちの楽しい声が聞こえてきました。 興味深くカーテンを開けてみると、仲…

新しいデザインの名刺が届く

トルコのコンヤに居たとき、手持ちの名刺がなくなりそうになっていたので、追加の印刷をしようと思っていた。 デザイナーの友達に相談すると、以前一度作っていた名刺のデザインがあって、使っていないし、お蔵入りになりそうだから、使ってもいいとの話があ…

無形文化遺産に新たに登録されたトルココーヒー

先日日本食が世界の無形文化遺産に登録されたのと同時に、トルココーヒーの文化と伝統ということで、これもまた無形文化遺産として登録されました。コーヒーは修行僧の為の飲み物だった時代から、社交の場の飲み物として開花したのはイスタンブールが発祥で…

”ハタイ(アンタクヤ)発見”の雑誌に掲載されました。

日本に帰国する前にトルコの東南部アンタクヤ(ハタイ)に行った時に、とあるきっかけで知り合った雑誌者の方にこう頼まれたんです。 「自分の目で見たハタイって題で文章を書いてくれないか?これも何かの縁だし、日本人からどう見えたのか興味深いから。」…

世界無形文化遺産のケシケキについて

2011年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されたトルコ料理のケシケキという食べものについて、少しばかりの解説を。 ケシケキは麦粥と言える食べ物で、トルコの多くの地域で食べられるものです。 そもそもはケシケキは遥か昔から、今のトルコに住んで…

HATENAブログから再出発

トルコ料理探求の旅に出かけようと決意したのが、4年前。 トルコとのかかわりは大学3年の時からで、もう10回も来ており、合計すると数年住んだことになる。 人生行き当たりばったりでジグザグに歩いてる人間。今ではフリーランスとしてトルコの食文化を…

アンタクヤでお勧めのメゼ(前菜)を食べに

この日はメゼ(前菜)が美味しいという場所へと向かった。そこは、市内からバスで20分山の方へ行ったところにあり、滝が有名な所。 トルコ人にとっても、滝のあるこの場所は観光地として有名らしく、県外ナンバーも多く、特に家族連れで来ている人が目立っ…

紙を使ったケバブって?

アンタクヤの市内を散策していたら、迷路のように道が入り組んでいる地区へ入りこんだ。どうやら昔からのある古い地区みたいだ。 ある角に肉屋さんを見つけ、外から中を少し覗いてた。 すると大きな両手包丁で肉を刻んているではないか。おまけに野菜まであ…

アンタクヤで感動した食材とは

アンタクヤのホームレストランで食材を次から次へと味見させてもらったが、その中でも群を抜いてインパクトのあるものを少し紹介したいな。 一つは天然の高山タイムと言えるなー。栽培ではなく天然のもので、且つ庭ではなく高原や山に生えているタイムなので…

アンタクヤ・イスケンデルンで食べた脳殺ヨーグルトスープ

アンタルヤの港町・イスケンデルンにやってきて、街中で知り合ったおじさんにお勧めの郷土料理店を紹介してもらった。 ホーム・レストランっていうお店で、見たとおり肝っ玉母ちゃんと優しい旦那さんという組み合わせ。 お母さんは、 「初め手作りのお菓子屋…

ひよこ豆をすり潰したペースト・フムスの故郷へ

アンタクヤの港町イスケンデルンに来て、街を散策していると目についたお店があった。 それはフムス屋さん。 フムスと言っても、知ってる人知らない人がはっきりする食べもの。 アラビア料理店では必ずと言って出てくる代表的な食べ物だから。 でも、それが…

トルコの郷土料理が切手に

日本の友達に小包を送ろうと郵便局へ行ったときに、店員さんが記念切手らしいこの切手シートをそのまま封筒の表面にべったりと貼りつけたんだ。 その行動に唖然としたけど、まあトルコだからと思ったけど、それよりも、面白そうなデザインの方に目がいったね…

羊の小腸を使った料理もトルコでは人気

トルコでは羊肉の消費も多く、すべての部位を食べつくすと言っていいほどで、そのなかでも内臓を使った料理も多い。 その中の部位で小腸はトルコでも良く食べられている。 っと言っても、大好きな人にはたまらない、嫌いな人は全く食べない食材だ。 まあ、日…

見た目がグロテスクな市民食・シュルダン

アダナ県の中心・アダナのバスターミナルに到着。 内陸の乾燥したコンヤから地中海に近いデルタ地域に位置するアダナに移動したもんだから、もう大変。 8月末はまだまだ暑いと予想はしていたけど、暑さを苦しめたのは湿気! 来るんじゃなかったかなー。 で…

原始的な干し肉・パストゥルマがここに

昨日ヤルワチに着いてからすぐに役所の方へ出向き、郷土料理に詳しい方とある約束をしていた。 ヤルワチの郷土料理の中でも面白い食材でもあるパストゥルマという干し肉にとても興味を引いたので、パストゥルマとそれを使った料理を何とか見ることができない…

ウスパルタ県のヤルワチへ トマトペーストが沢山

コンヤのベイシェヒールからウスパルタ県のヤルワチにやってきた。 ベイシェヒールの役所の方と食についての話をしている時に、ヤルワチという町が出版した郷土食の本を見せてもらった事がきっかけとなり、目的地を急きょ変更。 遊牧人ならではだなー。感覚…

ウスパルタ・ヤルワチで食べた名物のパン

ウスパルタ・ヤルワチを歩いていると通りに面したガラスにピザのように大きなパンがずらりと並べてあった。 名物らしいパンだなと思って、お店に入って少し作業を見学させてもらった。 HAMURSUZ(ハムルスズ)という名前らしく、この地域では朝食には欠かせな…

まさにトマトペーストを作っているところ

8月下旬のトルコはまだまだ暑い。 コンヤのベイシェヒールに来て、古い歴史地区散策を続けているとサルチャと呼ばれるトマトペーストを作っている所に遭遇。 今はトルコ料理を語る上でトマトなしでは語れないし、それから作るペーストもまた不可欠なもの。 …

タルハナ作り・仕上げ

昨日タルハナを大鍋で練り上げたところで火を止め、一段落着いた時に、 「今日は火を止めて冷ますから、最後の工程は明日の朝からするから、その時来なさい。」 そう言われていた。 というので、約束した時間に行ってみると、すでに女性人たちが集まって、タ…

タルハナ作り・パート3

さあ、タルハナ作りがはじまるぞーー。 家から奥さん、妹、娘さん、孫たち、近所の奥さん方が一斉に集まってきた。 そこには男性陣はいない。僕と仲介人に買ってくれたおじさんのみ。 おじさんのお陰でその場の空気も和み、娘さんや近所のおばさんは、外国人…

タルハナ作り・パート2

先日からタルハナを作る工程を見れないかと、とにかく聞き込みと散策を続けてきた。 みんなが口をそろえて言うのは、 「あと1週間早く来てたらねーー、それでもまだ終わったわけじゃないから。もし見かけたら電話してあげるわ!連絡先教えて。あと早朝歩い…

トルコの冬の保存食・エリシテ(乾燥麺)作りに遭遇

8月下旬、トルコのアジア側で内陸部に位置し、トルコのへそと言われるコンヤと言う県のベイシェヒールと言う町に立ち寄った。 湖畔に位置するこの地には、世界遺産に登録リストに入っている、歴史のある木造のイスラム寺院がある。 その周りの地区は、この…

ベイシェヒールの秋の風物詩・タルハナ パート1

8月下旬にコンヤ県のベイシェヒールに訪れたのには理由があった。 その時期は冬の保存食を作る時期。 ここではタルハナと呼ばれるヨーグルトと小麦で作られる名物の保存食があり、この時期一斉に作られるとの情報をえたからだ。 本来なら小麦の収穫が終わっ…

マイナーなスープ・アラバシュスープを作ってみた。

コンヤ滞在中によく、郷土料理の名前の中にアラバシュというスープの名を聞くことがある。実際カイセリやヨズガットなど内陸のアナトリア地域で同じ名前を聞いたことがあることから、その地域を広く包括する地域のスープと言える。中央アナトリアでは野生の…