中国新聞の夕刊に記事が掲載されました。ムーラ編
今回改めて料理紀行を再開して初めての新聞掲載となりました。
まずはトルコ西部のエーゲ海のリゾート地・ボドルムでの記事です。
2年前にボドルムで調査の仕事をさせていただいたときに、泊まったホテルへ今回も宿泊したのです。前回は3月だったお陰でリゾートシーズンに入る前で、お客も少なく、とてもいい触れ合いが出来たのでした。
今回訪れたのは8月上旬で、逆に繁忙期。
それでも料理の話で盛り上がると、僕に気を使ってくれて、ホテルの調理担当のスルタンさんがズッキーニの花を使ってフライを作ってくれたのです。
今回はそれを記事にしました。
記事が載ったことを報告すると、ホテルのオーナー共々喜んでくれたと同時にとても驚いていました。今度来るときは、料理もいっぱい作って、お酒も一緒に飲みましょうって。
勿論ホテルのお客じゃなくてという、ありがたい言葉も。
お言葉に甘えて、来年の春辺りにまた伺いたいものです。
続いては、同じムーラ県の中心ムーラへ。
そこにはムーラケバブという名物があるというのです。
朝早くから売り始め、9時には完売という料理でした。
頑固そうな職人のオーナーが店を仕切ります。
トルコの各地にはいろんな朝飯が存在するのですが、ここにもそれがありました。
オーラックという子ヤギを煮込んだ透明で澄んだスープにパンをちぎって染み込ませて食べます。
子羊は脂身が多いけど、子ヤギは少なくスープに適していると言います。
肉はだめですが、汁のお変わりはあり。
そこへ、お腹いっぱいになるまでパンを浸み込ませて食べます。
常連客にはスープのみを注文する人が居たのは驚きでした。
朝から男連中が続々と朝飯を食べ、仕事へと向かいます。
地元に根付いた朝飯を今回レポートしました。