羊の小腸を使った料理もトルコでは人気
トルコでは羊肉の消費も多く、すべての部位を食べつくすと言っていいほどで、そのなかでも内臓を使った料理も多い。
その中の部位で小腸はトルコでも良く食べられている。
っと言っても、大好きな人にはたまらない、嫌いな人は全く食べない食材だ。
まあ、日本でも内臓のホルモンを好きな人と嫌いな人ははっきり分かれるだろうし。
トルコにはココレチと言う主にエーゲ地方でよく食べられるものと、ムンバルという中央~東部、東南部にかけて食べられるものとがある。
ココレチは今ではトルコ全土でファーストフードとして食べられている。
串に脂分、小腸をぐるぐると巻いてグリルする。これを小さく刻んで、トマト、クミン、タイム、唐辛子、塩を加えて再び炒める。
これをフランスパンにはさんで食べると言うもの。
これに関しては、私はようやく食べれるようになった。
以前はココレチの焼ける臭いに耐えられずに、鼻をつまんで横切ってたほど。
でも今では、ある機会をきっかけに食べれるようになった。
今では、無性に食べたくなり、よだれが出そうになってしまう。
でもホルモンをパンにはさんで食べる発想、意外に面白いし、合うんだよねーー。
それと、もう一つはムンバルっていう小腸の詰め物。
アダナではシュルダンっていう同じように、内臓に詰めものをして食べていたけど、このムンバルは屋台ではなく、食堂やレストランで食べられる。
トルコ全土で考えるとメジャーな食べ物ではないけど、東南部の地域では結構食べられるんだ。
アダナの食堂ではムンバルもメニューリストの上の欄に書かれてたのが印象的。
内臓が好きな文化がここに存在するんだね。
テーブル上に置いてるクミン塩をふりかけてパクついた。シュルダンとそんなに味も変わらないけど、小腸だから薄くて柔らかい。
でも詰め物っていいよな。詰め物で美味しくないものって、あんまり見たことない。愛も一緒に詰めてる感じするしね。手間かかってる分やはり美味しいってことだな!
俺が作ったんだ! どうだ!って感じで持ってきてくれた。
顔つき怖くても、丁寧に作ってくれたんだろう。